郵便局に関連した俳句の例をまとめました。
郵便局を含む俳句例
角館郵便局の糸桜/高澤良一
壷菫一鉢畝傍郵便局/坪内稔典
開帳寺門前臨時郵便局/高澤良一
遠刈田郵便局に入る燕/高澤良一
銀行も郵便局も雪卸す/佐藤五秀
冷房の郵便局の窓に蝶/新野祐子
初燕郵便局を通り抜け/南方久賛
昼灯す郵便局や雁木中/黒沼草生
蝸牛雨の郵便局が混み/宮津昭彦
お花畑郵便局の横手より/本田一杉
大南瓜郵便局に飾られて/楢原清子
子供郵便局表彰式後柏餅/西本一都
新緑の郵便局を左折せよ/島田牙城
明治村郵便局より巣立鳥/澤田正子
朝顔鉢郵便局の屋後かな/松藤夏山
植木市寺に郵便局も出て/川澄祐勝
短日の郵便局へ銀行へ/嶋田摩耶子
石山寺郵便局の大根注連/高澤良一
花種を郵便局で貰ひけり/角川春樹
梨の花郵便局で日が暮れる/有馬朗人
俳句例:21句目~
郵便局葉書きらしし冬木かな/龍岡晋
雛の日の郵便局の桃の花/深見けん二
鳰を見て浦の郵便局のひと/木村蕪城
水澄むや木の葉を溜める郵便局/穴井太
梨の花だあれもいない郵便局/山中葛子
日に幾度郵便局へ枇杷の花/藤田あけ烏
虹待たせ郵便局に駆けこめり/間瀬奈津子
郵便局で五月切り裂く死者の喉/西川徹郎
ぶつぶついう馬いて青葉郵便局/加川憲一
郵便局にたち寄り夏の日はじまる/宮武寒々
おとうとを野原の郵便局へ届ける/西川徹郎
郵便局の娼婦の裸体を包みに行こう/武馬久仁裕