裸灯を使用した俳句

裸灯に関連した俳句の例をまとめました。

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裸灯を含む俳句例

裸木に裸灯を吊り飾売/飯野燦雨

裸灯に鰤の白腹百数ふ/細見綾子

初市の裸灯に透けり干鰈/伊藤京子

幕引けば躍る裸灯夏芝居/福田蓼汀

接岸の鰤船裸灯高く吊り/舘岡沙緻

潮騒や裸灯暗く柘榴売る/小池文子

粗壁に裸灯淡し紙を漉く/山田和子

蟹啖ふ秋の裸灯低く吊り/小林康治

裸灯に生るる暈や露時雨/福田蓼汀

鮟鱇をさくや裸灯低く吊り/赤沼薫

二の酉の裸灯滾る大手締/小野恵美子

水揚げの裸灯の揺るる鰹船/栗山妙子

波音にくもる裸灯蜜柑選る/石本秋翠

脱穀機裸燈が照らす影多し/右城暮石

裸燈より燭光逃ぐる春夜業/津田清子

雪呼んで埠頭外れの裸灯よ/小林康治

霧はれぬ畜舎の裸燈葱の上/桜井博道

鰤あげ場裸灯をどる男の肩/細見綾子

仮借なき北斎素描裸灯かな/柴田美代子

冴返る裸灯ひとつの杜氏部屋/二村美伽

俳句例:21句目~

棒稲架に裸灯かがやく祭みち/河野南畦

脱穀機を裸灯が照らす影多し/右城暮石

坑氷柱泣かんばかりの坑裸燈/秋元不死男

果舗見えて裸燈の下の小石どち/香西照雄

烏賊釣船百の裸灯のきんきらきん/高澤良一

ビキニ以後も界隈を守る梅雨の裸燈/古沢太穂

ひとり寝て梅雨の裸灯よきびしき世/石橋辰之助

光度の弱い裸灯の下に芋麦飯食う故郷の親子/橋本夢道