神様に関連した俳句の例をまとめました。
神様を含む俳句例
ひとびとに山神様の油蝉/原田喬
大根を台に年神様の燭/影島智子
奔放な水神様の田亀かな/遠山郁好
神様も鳥も素足や枯木立/栗林千津
蟷螂やいぼ神様の腹具合/二村典子
かまくらに水神様と稚文字/黒丸白雨
仏さま神さま島の善根宿/相原左義長
八百万神様のごと囀れり/阿波野青畝
てふてふや今神様の鞠ついて/小杉余子
やせわらびばかり山神様の前/阿部子峡
修奈羅峠のお金の神様肩まで雪/小澤實
夜神楽の篠に拾はる蚕神さま/佐野美智
姑ありて年神様の灯の消えず/影島智子
慾深大明神といふ神様の秋祭/柏木白雨
明解な神様ばかりがおどろけり/梶真久
着膨れの田の神様へ藁燃やし/紺/良造
織ぞめや機神様へ窓あけて/松根東洋城
膝出して年神様にかしこまる/影島智子
長生きして神様次の駅はどこ/内田南草
凧揚げる神さま用事ありますか/山本純子
俳句例:21句目~
底紅夜半神様のようにねむりぬ/阿部完市
神様がしわくちやになつて鶏頭/南村健治
拾つてくれる神様はいず天の川/佐藤静峰子
ビルから人間も神様もこぼれている/鹿又夏実
神様の楽書として自分を全うしよう/海藤抱壺
病めばいろいろな神様に/言い寄られる/瓜生島清
まんず田の神/氏神様だべな/花嫁手をひかれ/杉山青磁