モネに関連した俳句の例をまとめました。
モネを含む俳句例
モネ色の夕空籠に寒卵/石田いづみ
花冷や印象派展モネの青/白井恭郎
マネの髭モネの髯秋深みたる/石嶌岳
モネよりも池の明るき未草/関口露子
モネ旧居祖国と同じ草の花/宮坂敏美
モネに佇つ糟糠の香と香水と/佐藤麗子
モネの絵も海も模糊たり花曇/斎藤道子
モネ晩年の睡蓮の闇水中に/松田ひろむ
喪の友にモネ絵葉書を寒見舞/松田知都
河はモネの彩得つつあり朝ぐもり/林翔
まなうらにモネの睡蓮盛夏くる/高橋克郎
モネの絵に電話が鳴つて春の雪/鈴木鷹夫
モネ展へ娘と待ち合はす花の雨/洲浜ゆき
日盛を来て会ふモネの睡蓮に/後藤比奈夫
睡蓮のモネより密に昏れなづむ/山口孝枝
秋水の底よりモネの眼を拾ふ/岡部ひさ子
どこか放浪の雨に咲くモネの睡蓮/三浦桂芽
キャンパスのモネの睡蓮マネの芝/水見壽男
モネの絵の池畔を散歩夢はじめ/大野雑草子
モネ展を出て睡蓮の黄にかがむ/越智田鶴子
俳句例:21句目~
果て弘法露店にモネもセザンヌも/本橋康子
水蓮や時代過ぎてもモネ、その美/筑紫磐井
睡蓮に問う雨の日のモネの起居/伊丹三樹彦
コスモスの気ままに咲いてモネの色/木藤一昭
モネを観てミロ観て都会日短か/野見山ひふみ
湖の朝焼けモネの女ら霧に消える/八木三日女