白無垢に関連した俳句の例をまとめました。
白無垢を含む俳句例
白無垢の朝の花びら牡丹果つ/原裕
山姫や鹿の子白無垢土用干/山口素堂
白むくげ白無垢八月十五日/川崎展宏
白無垢のうなじの先の風光る/源鬼彦
白無垢の一竿すゞし土用干/正岡子規
白無垢の夢捨てきれず雪女郎/蔵巨水
白無垢を着る清明の襟化粧/田所節子
立春の雪白無垢の藁家かな/川端茅舎
一塊の白無垢となり寒垢離す/平尾祀村
殉教の浜の白無垢荒布干す/加倉井秋を
白無垢の絹の冷たさ胴を締む/品川鈴子
白無垢の裲襠売られ果大師/加藤三七子
白無垢の馬を食つたり白木槿/攝津幸彦
初旅の富士の白無垢たぐひなし/西田浩洋
女医の貌変へる白無垢冬うらら/肥田郁子
白無垢の模様の透ける今年絹/阿部月山子
白無垢は捨身のいろの冬ぼたん/北村仁子
胼の手にさやる他人の白無垢ぞ/久米正雄
削り上げしこけし白無垢冬に入る/菅原研吾
形見とよほたるぶくろの白無垢は/阪本謙二
俳句例:21句目～
白無垢に鹿の子ぢらしの蛾が愛し/阿部みどり女
白無垢の友をみつめる/ただみつめる/松本恭子
白無垢の蚕蛾のわななくしぐれかな/千代田葛彦
芍薬白無垢ばかり剪りきてデモヘゆく/寺田京子
白無垢をいのちに大山蓮華咲く/大岳水一路「氷室の桜」
