骨の音に関連した俳句の例をまとめました。
骨の音を含む俳句例
炎天に犬身振ひの骨の音/沢木欣一
秋霖に骨の音する鉋屑/山田みのる
裸木を叩けば骨の音がする/源鬼彦
晩年や骨の音して籐の椅子/山下良三
缶蹴れば骨の音して野分川/増成栗人
はじまりの骨の音する秋の空/山口かな
わらび摘む婆か蕨か骨の音/小檜山繁子
今年初のわが骨の音拍手に/加倉井秋を
凍豆腐からから骨の音をたて/宮坂静生
吹く風に骨ころがれば骨の音/佐藤弘明
朴の花散るや清らに骨の音/正木ゆう子
枝炭の骨の音して山あかり/大木あまり
案山子焼く時に弾ける骨の音/石山幸月
身の裡に骨の音聞く冷まじき/都筑智子
骨の音させて溽暑の立居かな/大野林火
きちきちに骨の音する山河晴れ/野澤節子
歩くたび骨の音する秋ゆふぐれ/中村苑子
野分はや骨の音するけむりだし/柿本多映
骨の音からんと春のなかにゐる/あざ蓉子
骨の音したり落穂を拾ふとき/吉本伊智郎
俳句例:21句目～
骨の音加えメロンの匙をとる/林田紀音夫
昭和いつまで骨の音する蘆を刈る/上中章逸
昼ちちろ握れば骨の音する反古/石坂亜以子
骨の音ためしてをりぬ雨水の日/鳥居おさむ
