摩天楼に関連した俳句の例をまとめました。
摩天楼を含む俳句例
摩天楼硝子音階初明り/仙田洋子
指先も宝石も冷え摩天楼/仙田洋子
摩天楼より弾かれて春の服/増田守
摩天楼最上階の夜学かな/仙田洋子
摩天楼涼風とゆく女かな/仙田洋子
鷹舞えり翼の中に摩天楼/対馬康子
喝采に代へて吹雪の摩天楼/櫂未知子
崑崙の舌に濡れてる摩天楼/冨岡和秀
摩天楼の頂に秋来てゐたり/長谷川櫂
摩天楼ま上またたく枯野星/加藤耕子
摩天楼を流れ下るや大夕立/長谷川櫂
春の月隠れてをりし摩天楼/嶋田言一
夕焼を頭より脱ぎつつ摩天楼/鷹羽狩行
摩天楼/貝より始まる終末論/夏石番矢
摩天楼と叫びて聖夜乾杯す/殿村莵絲子
摩天楼より新緑がパセリほど/鷹羽狩行
摩天楼影絵めくなり菜種梅雨/大高霧海
摩天楼揺れてくるなり初明り/秋本敦子
摩天楼驟雨に蛇のスープ飲む/仙田洋子
静脈のように時雨れる摩天楼/五島高資
俳句例:21句目~
摩天楼より春の雪みだれ降る/市ヶ谷洋子
摩天楼肩そびやかせども雲の峯/今泉貞鳳
水打つていくつも摩天楼があり/岸本尚毅
摩天樓吹雪にかくれニューヨーク/保田白帆子