海水に関連した俳句の例をまとめました。
海水を含む俳句例
夏の海水兵ひとり紛失す/渡辺白泉
大胆といふ美しき海水着/岸風三樓
春雷や海水旅館汐汲める/田中冬二
海水で捌きはじめし桜鯛/鎌倉澄子
海水着より大胆に海紅豆/高澤良一
天は海水仙の夢花火となる/阿部誠文
新蕎麦や忍野八海水に暮れ/細井紫幸
次男より借り原色の海水着/高澤良一
秋の海水光天に接しゐる/渡部抱朴子
晝顔や海水あびに土手づたひ/室生犀星
海水着はちきれさうよ如来肌/高澤良一
海水着売場に笑ひゐる少女/成瀬正とし
海水着濡らす気のなき浜歩き/小川恭生
まつはりて美しき藻や海水着/水原秋櫻子
海水着売場へ少女つかつかと/成瀬正とし
海水著派手に日焼もしてをらず/藤松遊子
胴廻りちょっと足りない海水着/高澤良一
ロビーから浜に出て行く海水著/神田九思男
海水着濡らし切るまで手をつなぎ/行方克巳
海水と遊び影濃き吾れの熟睡かな/夜基津吐虫
俳句例:21句目~
海水着着てポストがあるので曲る/加倉井秋を
海水着踏みつけて浴ぶシャワーかな/高澤良一
海水着濡らさず少女椅子にあり/茂恵一郎「朔」