アルミに関連した俳句の例をまとめました。
アルミを含む俳句例
アルミ罐捩りて海を遠くする/須藤徹
冬の唇アルミニウムと発音す/山西雅子
寒禽の寺にアルミの梯子照り/本宮哲郎
浅蜊らの小田原評定アルミ鍋/高澤良一
開戦日アルミの弁当箱に穴/鈴木登代子
アルミ銭つまみ退けおく夏の果/高澤良一
アルミ鍋たたいて梟の赤い咽喉/阿部完市
小鳥の糞がアルミに乾き政変す/寺山修司
秋茄子にアルミ貨ほどの空の光/斉藤夏風
アルミの音五月野の雲二た重ね/中村草田男
アルミ貨ほど身軽し勤労感謝の日/香西照雄
スチールとアルミと分ける雪模様/五島高資
冬の霧アルミの如き日かかれり/松崎鉄之介
冬未明アルミニウムとつぶやけり/五島高資
虫の夜のわれは潰れたアルミ缶/高野ムツオ
鍋にアルミの蓋をする愚直な初老/山本芒原
鮴さわぐアルミの鍋に移されて/阿波野青畝
ひまわりは悲しにじり寄るアルミ鍋/坪内稔典
年の豆アルミサッシュに噛ませたる/行方克己
アルミ貨大切吾子と掻きたる雪より出づ/磯貝碧蹄館
俳句例:21句目~
アルミ貨のふれあふ音す泪夫藍のむらさきに秋の日とどくとき/栗木京子