昏睡を使用した俳句

昏睡に関連した俳句の例をまとめました。

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昏睡を含む俳句例

泡立草昏睡の母に残照/榎本愛子

山中昏れ昏睡の鵙美山杉/伊丹公子

昏睡の海にただよふ白菖蒲/石寒太

昏睡の父の際まで雪の天/伊丹公子

昏睡の病者と吾を蠅結ぶ/相馬遷子

昏睡の母にひびきて猫の恋/堀口星眠

昏睡の父に庭木の霧氷咲く/相馬遷子

昏睡の父よ霧中に山鳩鳴く/大井雅人

櫟の蛾昏睡夫は空翔ぶや/石田あき子

水しろく曳き昏睡の大刈田/河合凱夫

鳳凰の鴟尾に睡蓮昏睡時/赤松ケイ子

一枚の落葉となりて昏睡す/野見山朱鳥

引き返す花野昏睡より覚めて/柴田奈美

昏睡の死者は那辺に青葡萄/磯貝碧蹄館

昏睡や赤き光をチューリップ/長谷川櫂

汗の拳かため昏睡夫に侍す/石田あき子

河暴れ昏睡の地にくわつと雨/片山桃史

天啓ののち昏睡のさくらかも/正木ゆう子

昏睡と言ふ語しみじみ寒夜更く/寺島美園

昏睡覚め夫の見てをる花卯木/石田あき子

俳句例:21句目~

はしり蚊や昏睡の夫を遠まきに/石田あき子

昏睡へ開き切ったるチューリップ/椎名康之

鱗粉にまみれて捕蟲網の臀部の昏睡/江里昭彦