兵馬に関連した俳句の例をまとめました。
兵馬を含む俳句例
兵馬俑軍団無言春寒し/磯直道
兵馬俑六千の黙冷じや/三宅美樹
鳥曇とはの乾きに兵馬俑/菅田静歩
朝寒の市電兵馬と別れたり/石田波郷
兵馬俑並びて寒き叫びあり/石原八束
兵馬俑八千起たす寒の雷/久保千鶴子
兵馬俑軍団動き出す良夜/文挟夫佐恵
春塵にまみれて兵馬俑五千/鈴木詮子
閉づるなき眼冷まじ兵馬俑/山田弘子
霾や立ちあがりくる兵馬俑/上阪幸恵
鳥雲になべて西向く兵馬俑/石野冬青
まぼろしの兵馬か山の霞飛ぶ/高井北杜
蝗炒るむかし兵馬を征かしめて/糸大八
霾るや兵馬の想ひ遠くなりぬ/小林康治
兵馬俑八千のこゑ蝉山河/鍵和田ゆう子
兵馬俑棋峙して寒き地を走る/石原八束
秋立つと視線はるかな兵馬俑/矢野緑詩
薫風や歩み出すかに兵馬俑/鎌田八重子
兵馬俑しずしず梨のしずくかな/中北綾子
兵馬俑に取り囲まるる秋思かな/塩田博久
俳句例:21句目~
兵馬俑帰燕の空のうらがへり/岩淵喜代子
兵馬俑眼に追ふ真夏の夢に生き/河野南畦
行く秋や遠き目をして兵馬俑/樋口比佐夫