霜解に関連した俳句の例をまとめました。
霜解を含む俳句例
霜解に転んで来たる子供かな/花骨
夕風に霜解けの道かたまり来/上村占
庇裏の丹ほの～と霜解くる/松藤夏山
霜解くる町角ばかり駒場町/石田波郷
霜解けの坂を湯揉みに老下る/上村占
茅ケ岳霜どけ径を糸のごと/前田普羅
土手斜に径霜解けて黒きかな/高濱年尾
嵯峨に出て霜解けそむる初筏/大谷句仏
案内者の霜解道に出たりけり/角田竹冷
霜解けの土半面を日ある路地/高濱年尾
霜解けや下駄の緒切れし畷道/寺田寅彦
垣の根の蕗の薹までの霜どけ/北原白秋
仔猫遣る霜解けしるき小社宅/殿村莵絲子
日に向いて高鳴く鶏や霜解くる/島田青峰
梅さくや霜解け道のわるさかな/寺田寅彦
街樹のもと霜解くる草ありけり/原田種茅
道のべに春霜解けてにじむほど/皆吉爽雨
霜解のとみとろと皆何処へ行く/永田耕衣
霜解や小普請ばかりひしめきて/岩田昌寿
藁屋根の大きな日なた霜解けて/長谷川素逝
俳句例:21句目～
うちへ郵便夫の足あとの霜どけ/栗林一石路
山茶花ばかりちらかつて畑の霜どけ/北原白秋
