鬼灯の花に関連した俳句の例をまとめました。
鬼灯の花を含む俳句例
なま白き鬼灯の花雨を呼ぶ/高澤良一
万太郎/敦/酸漿市が立ち/古舘曹人
夫婦らし酸漿市の戻りらし/高濱虚子
妻の呼ぶ夕餉早めや花鬼灯/冨田みのる
鬼灯の一つの花のこぼれたる/富安風生
鬼灯の花に間のある夜風かな/大嶽青児
じくじくと虫喰い酸漿雫せり/高澤良一
千生酸漿の雨の雫を思ふかな/増田龍雨
昼の灯に闇の色あり酸漿市/丸山しげる
酸漿の秘術尽してほぐさるる/鈴木栄子
鬼灯の花にたじろぐ通ひ妻/長谷川かな女
鬼灯の花のこぼれてゐる月夜/加倉井秋を
王の死の午後かと思ふ酸漿市/高山れおな
酸漿を鳴らし花の世出つ入りつ/齋藤愼爾
ほほづきの花のひそかに逢ひにけり/安住敦
指折つて酸漿草ならす日を待たん/角田竹冷
汝が恋のおぼつかなき朱酸漿に/猪俣千代子
お女郎衆の出て来る昼の酸漿市/長谷川かな女
酸漿や泣かすつもりはなかりしに/片山由美子
身姙るかたちして鬼灯の花いとし/長谷川かな女
俳句例:21句目～
酸漿かんで石ころ道へ出て行つた妻よ/大橋裸木
