希望を使用した俳句

希望に関連した俳句の例をまとめました。

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希望を含む俳句例

淡き希望燕に糞を落されぬ/加藤楸邨

希望ふと熱き一個の今川焼/神田ひろみ

早春の坂は希望のごとくあり/山田弘子

朴散華とは希望無し誇りあり/高浜虚子

秋晴の釘打つ希望あるごとし/細川加賀

初鳩に希望を言へり翔んでをり/松浦敬親

湧く希望霜の枕木かぞへつ踏む/川口重美

雪さらり掃いて希望の子の門出/小松扇栄

雪雲の晴れ間の希望すぐに消ゆ/相馬遷子

ねぶたゆく街に希望のあるごとく/和田博雄

ハイビスカス鬼も希望も沖より来/石井五堂

希望なき眼なり安値の鰯をさがし/細谷源二

廃校に「希望」てふ碑や露光る/高山香代子

秋風のかゝる香かって希望ありき/川口重美

餅膨らむされど希望は湧いて来ず/隈元拓夫

希望の帆なれ餅搗きの湯気天井まで/大熊輝一

かげろふのなかの希望にさはるかな/仁藤さくら

妻と希望に近ずいたように鶴を見ている/橋本夢道

黒南風日々怒りは希望つちかわん/赤城さかえ句集

ふと手錠を見ている僕の思想のかたわらぼんやり希望のない職務にいる/橋本夢道