時計台に関連した俳句の例をまとめました。
時計台を含む俳句例
凍る夜の一画蒼き時計台/広岡仁
晩秋の早き灯や時計台/島田青峰
六月の水に映りし時計台/宮本郁江
時計台白し秋雲尚白し/佐藤夫雨子
時計台皆仰ぎつゝ入学す/田島烏山
秋霜を冠るからくり時計台/咲間匡
万緑や正午鳴り出す時計台/川崎展宏
地吹雪がかくす札幌時計台/野満佐流
夕暮に堪えし河口の時計台/久保純夫
時計台に春夕早や灯りけり/島田青峰
時計台二つが見ゆる窓の秋/原田青児
時計台帰燕の空の残さるる/木下妙子
父なりや否時計無き時計台/夏石番矢
銀杏散る夜の高さの時計台/池田秀水
陽炎やおとぎの国の時計台/及川秋美
雪晴の針あきらかに時計台/西島麦南
アカシヤの花抱く街の時計台/周防淑子
夏至の夜の北の都の時計台/町田しげき
蝙幅や囚屋にもかゝる時計台/久米正雄
冬の月ひそかにかかぐ時計台/柴田白葉女
俳句例:21句目~
はつなつの見上げるものに時計台/石川文子
海と死が巻きつけてある時計台/増田まさみ