祝儀に関連した俳句の例をまとめました。
祝儀を含む俳句例
七夕や些少ながらの祝儀樽/一茶
初市の祝儀値弾む瀬田蜆/斎藤朗笛
横綱牛幸左衛門に祝儀花/高澤良一
ちんまりと祝儀袋や初大黒/中嶋秀子
初糶や祝儀値段の指弾け/住谷不未夫
玄関に子供神輿の祝儀置き/高澤良一
車海老跳ねて祝儀の糶初め/加藤芳雪
ふところ手祝儀の額を顎でいふ/杉本寛
初糶の牛の祝儀値きまりけり/成島秩子
寒鰤に祝儀値付きし手締かな/渡辺安江
潮吹きし貝に祝儀値初市場/真酉圭央里
猿曳の笊もて受くる祝儀かな/鈴木貞雄
獅子舞の口に祝儀を銜へ舞ふ/羽吹利夫
袴着の祝儀袋を書かされぬ/樋口玉蹊子
さゐ鎚の祝儀なくつす水鶏かな/立花北枝
獅子舞やご祝儀飲んで浮き足に/本田久子
祝儀値のまだ生きてゐる金目鯛/吉田紫乃
祝儀手に修二会の竹を迎へけり/鶴田武子
餅搗に祝儀とらする夜明けかな/村上鬼城
コスモスの空のあなたに祝儀あり/高澤良一
俳句例:21句目~
祝儀置いて小さき熊手買ひにけり/長谷川かな女