三輪車を使用した俳句

三輪車に関連した俳句の例をまとめました。

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三輪車を含む俳句例

緋木蓮の焔なす下三輪車/森澄雄

薫風の中疾走の三輪車/渡井恵子

幟立ち焦土の子らも三輪車/及川貞

横断の毛虫見送る三輪車/土井朝子

花吹雪抜け全速の三輪車/対馬康子

鳥雲に加速のきかぬ三輪車/仁平勝

三輪車土筆踏む吾子誕生日/倉橋羊村

初霜や庭に忘れし三輪車/福田千栄子

忘られて花野の中の三輪車/浅見さよ

綿蟲と同じ速さに三輪車/田川飛旅子

月朧おいてけぼりの三輪車/杉本千津子

菜の花や嫁ぐ荷弾む三輪車/殿村莵絲子

輪飾をかけて年待つ三輪車/土屋みね子

ひまわりに似合う三輪車と鳴咽/折笠美秋

三輪車で国境こえるかるくなり/阿部完市

三輪車やっとこげたる夏帽子/吉村紀代子

三輪車甘えてゐるや薔薇の中/三崎由紀子

三輪山にところどころに大三輪車/阿部完市

筋肉の無駄なく三輪車と老いる/伊丹三樹彦

陽炎といっしよにゆれて三輪車/亀谷千鶴子

俳句例:21句目~

麦の芽出づ吾子三輪車きこきこと/大熊輝一