タクシーに関連した俳句の例をまとめました。
タクシーを含む俳句例
別々に拾ふタクシー花の雨/岡田史乃
駅待ちのタクシー一台麦の秋/杉本寛
タクシーの一車が通ふ枯療園/右城暮石
タクシーに乗りこむ髪に風花が/西村和子
タクシーのぬくき充満双子の歌/和田悟朗
タクシーのハザード瞬ける深夜/藤田敦子
タクシーの後部座席に牡丹咲く/有馬正二
タクシーの終始不愛想薄暑かな/中村汀女
タクシーヘ先に乗りこむ千歳飴/大西一冬
個人タクシー出て頭垂れ広島忌/松山足羽
動かざるタクシーの列枯野まで/福田洽子
心の隙に夜霧のタクシー近寄り来/岸田稚
タクシーに射す日のぬくさ斑雪山/茨木和生
タクシーのドア開けて待つ目借時/渡辺一夫
タクシーの無線飛び交ふ花火の夜/大島民郎
宝恵駕にタクシー塞かれをりにけり/三村純也
馬車のりばタクシーのりば花の駅/田中松陽子
タクシーで乗りつけ二十日えべつさん/高澤良一
タクシー待つ夜は氷柱となりゆくか/森竹須美子
春の夜のタクシーが来る母のやうに/高山れおな