銃声に関連した俳句の例をまとめました。
銃声を含む俳句例
銃声の谺雪山無一物/長嶺千晶
刈田とう個室に銃声が届く/安西篤
大根干す銃声に散る朝の禽/中拓夫
緩急の銃声虫の音を間に/石塚友二
羚羊を間引く銃声響きけり/工藤貢
連発の銃声がまた雪虫に/白瀬露石
銃声す枯野の中の誕生日/対馬康子
初猟の銃声さほど遠からず/佐野克男
密猟か試射か夏野の銃声は/加藤親雄
銃声に振向けば山眠りをり/鈴木鷹夫
銃声に真つ先翔ちし見張鴨/南木土子
銃声や空の奥処に雪降れり/柿本多映
銃声を呑みて熊野の山眠る/坂口麗峰
銃声を待つてゐるらし冬の蝿/林誠司
硝子戸にひゞく銃声何撃ちし/右城暮石
銃声に山は雪崩れて轟けり/なかたに蘭
銃声のする朝刊を拡げていた/中林一洋
春の銃声川のはじまり尋めゆきて/寺山修司
銃声の一つ頭中にまんじゆしやげ/赤尾恵以
寒夜銃声ちかしと目覚め服を著る/長谷川素逝
俳句例:21句目~
銃声がポツンポツンとあるランプ/富澤赤黄男