ブーツに関連した俳句の例をまとめました。
ブーツを含む俳句例
出勤のブーツきりりと初氷/小林絹子
吾も買はな背高鴫の赤ブーツ/芹山桂
春風や白きブーツの膝小僧/中森清美
枯芝に一団欒のブーツ脱ぐ/館岡沙緻
革ブーツ人間の皺ありにけり/辻桃子
冬の空重きブーツの底鳴らし/谷川典大
赤ブーツその他一切赤づくめ/池田秀水
道塞ぎ来る赤ブーツ黒ブーツ/岸風三樓
ブーツもてサッカーボール一蹴す/樋笠文
下駄箱に逢ひ来しブーツ二つ折り/辻桃子
冬の宿赤きブーツのもたれあひ/土生重次
初氷踏みにブーツを穿いて来し/後藤夜半
春泥をブーツの先に逢いに行く/川副民子
ブーツはき群なし来るは怖ろしき/岸風三樓
白鳥に逢ひにゆく新しきブーツ/平井さち子
足音の若きブーツに追ひ越され/松根ひろ子
通園の黄色のブーツでんでんむし/高澤良一
ブーツの中の暗さもち愛している/鈴木六林男
逢うときはブーツに露を乗せたまま/小西雅子
天翔ける木馬に白いブーツの子/松岡里江/『桜坂』