悪友に関連した俳句の例をまとめました。
悪友を含む俳句例
悪友に似て十薬の花点々/鈴木鷹夫
悪友のほかに友なし洗鯉/亀田虎童子
悪友の欲しくなりたる夜の桜/清水浩
賀状くる悪友といふ宝もの/倉本朋香
跫音もたてず悪友霜を来し/飯田蛇笏
われら永く悪友たりき春火鉢/高柳重信
向日葵や生き来て悪友も二三/村越化石
太刀の銀はくもれど悪友なり/飯島晴子
悪友が母となりたる秋真昼/土肥あき子
悪友や遠くで鳴らすラムネの玉/見学玄
鰭酒や悪友の悪とどこほる/亀田虎童子
あしおともたてず悪友霜を来ぬ/飯田蛇笏
夫にして悪友なりし榾を焼く/大木あまり
悪友と言はれて外すサングラス/平子公一
無花果や悪友いまも良き友よ/小川田鶴子
霜の夜悪友を恋ひわたるなり/中尾寿美子
日々野良にゐて悪友の帰省待つ/佐野まもる
われら悪友ともに虹見て今日よき日/関森勝夫
優曇華や悪友はみな生きのこり/亀田虎童子「百里」
女には悪友あらず街角で別れて雲雀のテリーヌ食ぶ/青井史