離れ島に関連した俳句の例をまとめました。
離れ島を含む俳句例
離島には離島の歴史鰯引/山内一甫
亀鳴くや離島に提げて薬函/古舘曹人
円虹や離島への旅弾みたる/桑田青虎
水軍の裔の代掻く離れ島/三谷喜与史
白菜を離島の如く採り残す/能村研三
郭公や離島にとどく雲の端/古館曹人
藻汐草葺きて離島の端午かな/水本祥壱
赤潮や離島に人の立つが見ゆ/高井北杜
しんしんと離島の蝉は草に鳴く/山田弘子
万歳のひとり来てゐる離島かな/茨木和生
基地苦離島苦にが瓜はとげの肌/沢木欣一
思ひきや絵凧あげたる離れ島/佐野まもる
旧正の手荷物に山羊離島船/伊舎堂根自子
踏めば鳴る離島の白き熱砂かな/橋本榮治
闇にまぎれ五月離島の少年あり/吉川葭夫
離島なる鉄砲百合は丈なさず/末廣紀惠子
いちはやく鵙ひゞかせつ離れ島/佐野まもる
かんぱちも乗せて離島の連絡船/西池みどり
お飾りや離島ヘフェリーさざめける/金箱戈止夫
夏潮に足浸けしのみ離島去る/栗田やすし「霜華」