長芋に関連した俳句の例をまとめました。
長芋を含む俳句例
盆棚に薯蕷饅頭真つ白な/石嶌岳
長薯の蔓焚く煙千曲川/滝沢秀誉
馬市の廃れしままに薯蕷/古舘曹人
憂鬱の長薯はわが兄なりき/四ツ谷龍
長芋に長寿の髯の如きもの/辻田克巳
長薯に長寿の髯の如きもの/辻田克巳
長薯を掘るや鋤鍬使ひ分け/永松西瓜
太刀包むごと長薯を贈らるる/松山足羽
薯蕷の掘られし穴に垂るる蔓/大鳥兎月
薯蕷の長し地中を掘り下げる/横田澄子
薯蕷掘つて入日に土の香寒し/高田蝶衣
長芋のなんともあやふかりし丈/岸田稚
長芋の短冊切りにひとり酌む/高澤良一
主人拙を守る十年つくね藷/芥川龍之介
句碑除幕御饌の長芋素直かな/阿波野青畝
寝そべつているお歳暮の長芋が/佐藤鬼房
山裾に日はさめやすし駱駝薯/小田つる女
薯蕷を掘るや遺跡を掘るごとく/椎名康之
とろろ薯摺る音夫にきこえよと/山口波津女
とろろ芋のんびり生きてかゆしかゆし/大木あまり