白髯に関連した俳句の例をまとめました。
白髯を含む俳句例
初凪や白髯橋はうす~と/青邨
祭町橋に白髭泪橋/渡邊千枝子
冬の川白髯橋を以て渡る/山口青邨
時鳥夜を白鬚の白みけり/正岡子規
白髯の神の椿は湖に落つ/岩崎照子
白鬚の鳥居に波や神渡し/宮地恒子
手車の菱の実売りや無錫駅/白髭葉子
流人島見えて凧伸ぶ俊寛忌/白髭葉子
白髭の笠木も見えて秋の水/黒柳召波
日焼け船長白髭殖やし上陸す/佐川広治
牛守の古稀の白髭おぼろかな/太田土男
白鬚の鳥居をくぐるはぐれ鴨/倉持嘉博
白鬚を飾り野老を飾りけり/上羽津由子
野に下れば白髯を吹く風涼し/夏目漱石
たくはへる白髯ならず寒ゆるぶ/石川桂郎
白髪に白髯に春あふれけり/久保田万太郎
どんたくや琵琶弾き歩む稚児の列/白髭葉子
白髯の露人胸はりてゆく街は冬/五十嵐播水
松に垂るる白藤が白鬚の明神の松/荻原井泉水
風死すや白髯垂れし翁椰子/山崎冨美子「低音」