旅の果を使用した俳句

旅の果に関連した俳句の例をまとめました。

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旅の果を含む俳句例

水いそぐ旅の果なる濁り酒/原裕

旅の果葎をしぼる秋の風/小林康治

蜜豆に話のつきぬ旅の果/沼尻ふく

霧甘受して放心の旅の果/津田清子

青木賊夫たる前の旅の果/杉山岳陽

騒心や波郷忌をけふ旅の果/森澄雄

孵で水の泉に遇ひぬ旅の果/沢木欣一

帆と怒濤おなじ暗さの旅の果/三谷昭

梅雨幾夜妻子囲ふや旅の果/小林康治

蔦一葉はさむ手帳や旅の果/丹羽啓子

旅も果婆の草餅買つてやろ/白岩三郎

そら豆をむきて分つや旅の果/古沢太穂

旅の果十符の菅谷暮れかぬる/宮坂静生

旅の果子恋の鷽の鳴きにけり/杉山岳陽

旅果の眼閉づれば色なき風/青柳志解樹

椋の実に旅も果なる一日かな/加藤楸邨

雪の果旅の果てなる竜飛崎/佐々木踏青子

わが旅の蝦夷も果なるたんぽぽ野/高濱年尾

旅もいよゝ果の泊りや山冴ゆる/金尾梅の門

この旅、果もない旅のつくつくぼうし/種田山頭火