昼夜に関連した俳句の例をまとめました。
昼夜を含む俳句例
昼夜落つ良弁椿堂の脇/高澤良一
水底に昼夜を分ち冬の鯉/桂信子
雪嶺や昼夜の膳に鱈鰊/岸本尚毅
先生の昼夜の夜を月の下/山西雅子
花了り昼夜能面並べおく/伊藤敬子
古桜昼夜わかたぬ雪の中/宇佐美魚目
一葉忌しめて薄身の昼夜帯/稲垣きくの
揖斐川の葦枯れたりし昼夜帯/伊藤敬子
昼夜なき巨人の歩み年は去る/福田蓼汀
昼夜なき茄子は感電せし花か/後藤貴子
牡丹餅の昼夜を分つ彼岸かな/子規句集
足音の昼夜ひがいて男死ぬ/林田紀音夫
雲の浦昼夜を舎めず卯浪寄せ/高澤良一
風邪熱に昼夜形なきもの通る/野澤節子
こだまして昼夜をわかつ寒の渓/飯田蛇笏
木犀やしずかに昼夜入れかはる/岡井省二
秋月光昼夜のわかれ濃くなりぬ/斎藤空華
花会式花散る昼夜わかたずに/金子無患子
雪だるま昼夜の生徒入れかわる/岩崎健一
昼夜ひびいて鬼灯赤くなりにけり/栗林千津