双塔に関連した俳句の例をまとめました。
双塔を含む俳句例
双塔のひまの国原島帰る/井沢正江
双塔の影を一つに雁渡し/加古宗也
双塔の景を遠くし雪降れり/角光雄
双塔の水煙結ぶうろこ雲/狹川青史
教会の双塔麦に立ち上る/稲畑汀子
斑鳩の双塔へだつ青田風/山口順子
聖母月双塔の鐘ひびきあひ/杉本寛
双塔に教会灯り夏闌けぬ/八木林之介
双塔に雌雄のありて風花す/木戸渥子
双塔の切磋背にあり寒牡丹/本多静江
月さして双塔影を正しけり/廣田/稔
双塔の相寄るごとし水草生ふ/永島靖子
双塔をつなぐ古道笹子鳴く/赤松けい子
双塔を嵌めて遠見のお山焼/石黒まさを
双塔を視野の果とす野の小春/大橋敦子
松蝉に双塔響き立てりけり/野見山朱鳥
双塔のひまに鳴き落つ冬ひばり/中森秋畝
双塔のうかぶ野の果て馬酔木咲く/水原春郎
双塔のけむりて大和さみだるる/岩橋寿美子
双塔の暮れゆく椋鳥を浴びにけり/加藤楸邨
