丸ビルに関連した俳句の例をまとめました。
丸ビルを含む俳句例
七草を売る丸ビルの花屋かな/清水浩
丸ビルの灯火失せて夕霞/稲畑廣太郎
丸ビルの花屋に隣り日記買ふ/久米正雄
丸ビルも白く覆はれ夏深し/稲畑廣太郎
丸ビルを七十二年見し夏木/稲畑廣太郎
春の月仰ぎ丸ビル最後の日/稲畑廣太郎
春惜み丸ビル惜みつつ移転/稲畑廣太郎
閉されし丸ビル大扉街薄暑/稲畑廣太郎
鰯雲恋の丸ビル消えにけり/北見さとる
丸ビルの低くなり天高くなり/稲畑廣太郎
丸ビルの北窓開くことも無く/稲畑廣太郎
丸ビルの夜業の灯又一つ消ゆ/稲畑廣太郎
丸ビルの最後の初句会となり/稲畑廣太郎
仲秋や丸ビル天に伸び切つて/稲畑廣太郎
丸ビルの壁の割れ目に名草の芽/稲畑廣太郎
丸ビルの店子も減りて去年今年/稲畑廣太郎
丸ビルをうろゝゝ出初くづれかな/高浜虚子
丸ビルを離れ夏めく日となりぬ/稲畑廣太郎
四月五日永遠に丸ビル閉さるる/稲畑廣太郎