勤行に関連した俳句の例をまとめました。
勤行を含む俳句例
百僧の跪坐恭し初勤行/村重信子
初勤行燭継ぎに立つ修行僧/森重夫
初勤行門跡は緋の衣召し/光野昌平
勤行や真正面にねむる山/中山純子
朗々の勤行堂下蟻地獄/邑上キヨノ
三十三才夕勤行も了りたり/森定南楽
僧正の猪首つややか初勤行/鈴木貞雄
初花の朴の高さに勤行す/中戸川朝人
昔提樹の花に勤行太鼓かな/猪鼻純枝
薄明に無数の手足初勤行/森田敬之介
雪の夜の勤行祖霊鎮めけり/岡田日郎
一行のみな鈴を振る勤行蝉/中戸川朝人
初勤行僧となる子の声響く/小川八重子
勤行もまだまだ数年はなの雲/広瀬惟然
勤行や地に陽炎へる虫のかほ/中山純子
勤行や折目いたみの黴ごろも/山口笙堂
勤行や郁子棚に郁子色づける/里見/梢
少しだけ徳積んできし初勤行/石川和生
初勤行真小男の位牌古りそめし/永井資水
大楠の葉のざわめきや初勤行/鈴木ふみ子