飛行機雲に関連した俳句の例をまとめました。
飛行機雲を含む俳句例
飛行雲時経て鱗雲と化す/誓子
梅林の青天井に飛行雲/右城暮石
春浅き騏麟の空の飛行雲/三好達治
春浅き麒麟の空の飛行雲/三好達治
真直ぐに二日の空の飛行雲/林瑠美
菊冷や地球を縛る飛行雲/嶋田麻紀
飛行雲二つに裂きし秋の天/土屋保夫
凍雲を縫ひて飛行機雲速し/稲畑廣太郎
茎立や海へ出てゆく飛行雲/秋元不死男
菊花展と天守を結ぶ飛行雲/田川飛旅子
飛行機雲二本交叉す春の雲/田川飛旅子
飛行雲ほうけ流るる初冬かな/三好菊枝
飛行雲残して行けり晩夏光/天野すて女
堅雪にひゞき飛行機雲を縫ふ/佐野青陽人
飛行機雲艶なる日かな蓬伸び/百合山羽公
苗売りの無口ぞ良けれ飛行機雲/田川飛旅子
飛行雲に麦の穂たちが抵抗する/吉岡禅寺洞
飛行雲がながれる平和の仮装服のように/吉岡禅寺洞
飛行雲を仰いで忘れていたあかまんまの花だよ/吉岡禅寺洞