学生帽に関連した俳句の例をまとめました。
学生帽を含む俳句例
唐黍と学生帽と一つ釘/上野鴻城
学帽や北を想えば北曇る/寺山修司
学帽を耳に支へて入学す/上野泰/
アルバイト学生帽に花一片/石川桂郎
学帽でさくらを散らす遊びせり/林桂
青蜜柑学帽のまま戦争へ/工藤博司/
学帽が土筆の籠に代りけり/白根純子/
学帽が役者の夢になりすます/攝津幸彦
学帽に髪あます一人夏やなぎ/古沢太穂
学帽のまま耕しの端を占む/中戸川朝人
学帽を天に投げ上げ卒業す/上崎暮潮/
初絵馬に目指す大学帽を描き/島/清子/
向日葵の黄に重なりし通学帽/飯沼/斉/
学帽と派手な手袋置いてあり/成瀬正とし
学帽はかぶらず出でて春月に/波多野爽波
学帽をとばし寝ころぶ芝青し/成瀬正とし
小学帽目までかぶりて蝶つまむ/細見綾子
少年工学帽かむりクリスマス/秋元不死男/
みたび原爆は許すまじ学帽の白覆い/古沢太穂