窯場に関連した俳句の例をまとめました。
窯場を含む俳句例
梟鳴く暗い量感窯場の火/三谷昭
常滑の窯場へ女礼者かな/福田邦子
栃涼し百の窯場の益子町/中谷五秋
花杏窯場は薪を高積みに/中井啓子
草の花窯場に妻を置忘れ/鈴木鷹夫
新年会終へて窯場の唄荒し/中島花楠
沢音も窯場への道犬ふぐり/小林康治
新雪の那須岳見ゆる窯場訪ふ/伊東宏晃
木の芽晴足型減りして窯場道/田波富布
爽やかに窯場のまどの嫁ケ島/西本一都
竹の皮散るや夕日の窯場みち/坂本孝子
しぐるるや窯場窯場をつなぐ坂/宮田春重
嫁が君窯場の火照りなほ残り/安達実生子
桃咲くや素焼色なる窯場の日/黒田櫻の園
さるすべり窯場の多き美濃の国/成瀬桜桃子
火の入りし窯場打水絶やすなく/岸川鼓虫子
窯場よりオカリナ聞こゆ良夜かな/久米恵子
窯場出て枯れ鮮やかに野を占むる/河野南畦
いとど飛ぶ轆轤小屋にも窯場にも/鈴木真砂女