掛声に関連した俳句の例をまとめました。
掛声を含む俳句例
おうおうと男掛声都踊/山口誓子
掛声の塊り飛ぶや寒稽古/西本明子
掛声の清浄とあり鞠始/大林とみこ
声太の海女の掛け声村芝居/福井貞子
掛け声の一団通る雪夜かな/長谷川櫂
掛声と雪吊りの縄宙を飛ぶ/前田和子
闘牛の勢子の掛け声天高し/宮城朝教
餅搗くや子の掛声の一斉に/野中春艸
餅搗や掛声そろふ園児の輪/土井朝子
どやどやの掛声叫び声となる/喜多繁子
掛けごゑを専らに登る青葉山/高澤良一
掛け声の闇より飛んで初芝居/寺岡捷子
鉾曲る掛声そろひたるときに/土山紫牛
掛け声と太鼓ひびかせ競渡ゆく/川島典虎
掛け声をかけあひ寒泳浜にそふ/初村迪子
掛声も乗せリヤカーの神輿来る/斉藤葉子
盆がらを追ひやる掛け声山里に/高澤良一
神輿舁く掛声くたびれてはならず/高澤良一
日の掛声朝から半裸の日の寵児へ/磯貝碧蹄館