即身仏に関連した俳句の例をまとめました。
即身仏を含む俳句例
何人の即身仏や枯芙蓉/石川みのる
傷みなき蝉の屍即身仏/平井さち子
刈田光即身佛は口開く/秋元不死男
大日坊即身仏に紅の花/小高章木子
冬の蚊を払ひ即身仏となる/攝津幸彦
床冷えて即身仏に近寄れり/大野綾子
百舌の贄即身仏は法の贄/阿波野青畝
秋の声即身仏の辺に聞けり/仁尾正文
薄紅葉即身仏の笑み深き/松田ひろむ
即身仏みてきて鯛の目玉食う/前田保子
即身仏見て来て糠蚊打ち払ひ/瀬古陽苑
夏暮れて即身仏の御手かな/高橋千恵子
早稲さんさん即身仏を拝しきて/小島健
眼張買ふ即身仏の山おりて/鈴木多江子
即身仏梅雨の木に来る鳥もなし/細川加賀
即身佛昼のかなかなうしろより/細川加賀
即身佛梅雨の木に来る鳥もなし/細川加賀
身に沁むや即身仏の緋の法衣/鈴木フミ子
即身仏オクラの花の黄なるかな/小島千架子