時差を使用した俳句

時差に関連した俳句の例をまとめました。

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時差を含む俳句例

光年の時差の煌き星涼し/藤浦昭代

時差という時を喪い秋立ちぬ/対馬康子

時差に覚め真夜に数へし鉦叩/山田閏子

時差合はす機上に年の改まる/中野詩紅

時差電話祭囃子も聞かせたく/山田弘子

五時間の時差ある夫婦木の芽和/小高沙羅

倫敦に時差のねぢ巻く漱石忌/阿波谷和子

時差呆けのいまだ残りて籠枕/小川匠太郎

時差ぼけの子が眠りゐる土用あい/都筑智子

時差呆けのまなこからかふ葱坊主/仙田洋子

時差疲れ癒ゆ土用芽のくれなゐに/吉田/明

帰国して夜長の時差をもどしけり/竹中碧水史

時差刻むホテルの地図や去年今年/小路智壽子

時差呆けの夜や虫の音にいたはられ/北野民夫

インタホーン時差ありバレンタインの日/三森/南

時差刻む/キチキチキチと髪切虫/伊丹啓子「ドッグウッド」

やうやくに辿りつきたる空港に時差を加へし顎の髭伸ぶ/青田伸夫