ポポに関連した俳句の例をまとめました。
ポポを含む俳句例
嬰児湯を濁さずぽぽと花杏/長谷川双
山椒喰滝神の燭ぽぽと揺れ/水野爽径
小鼓のポポとうながす梅早し/松本たかし
山刀伐や筒鳥ぽぽとぽぽぽぽと/黒田杏子
灯明のぽぽと次郎柿の山河かな/折井紀衣
筒鳥やぽぽぽぽぽんと一日果つ/嶋田麻紀
胸のうちぽぽぽぽと年守る火か/川崎展宏
たんぽぽのぽぽ戴きぬ犬の名に/中島英子
おぼろ夜のぷぽぷぽちぽぽ啼けり/深谷鬼一
沸騰した空気ぽぽぽぽ折れたまま/猪原丸申
枇杷の子のぽぽぽとともるほの曇り/平井照敏
涅槃図にぽぽつぽぽつと和らうそく/西村和子
紙衣着てにんげん火山ぽぽと燃ゆ/小檜山繁子
たんぽぽのぽぽぽぽぽぽとある日和/須佐薫子
児があらばぽぽと飲まさんうしのちち/江里昭彦
たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ/坪内稔典
斑鳩きてぽぽうと鳴けば幾時代過ぎたるならむ頬づゑをとく/川野里子