陀羅尼に関連した俳句の例をまとめました。
陀羅尼を含む俳句例
仏前に朝の陀羅尼や夏衣/松瀬青々
春の夜や女に飲ます陀羅尼助/茅舎
八朔の身を養へる陀羅尼助/大石悦子
簷深く練る陀羅尼助暮遅し/大網信行
陀羅尼助払へば崩る春の崖/攝津幸彦
陀羅尼助試しに貰ふ花の山/吉村絹子
回遊ぼんやりと飲む陀羅尼助/星野昌彦
夏痩のわれに給へる陀羅尼助/兼巻旦流子
暖かや納所にて購ふ陀羅尼助/猪俣千代子
部屋隅に夏炉あり売る陀羅尼助/高濱年尾
陀羅尼助作る匂ひも安居かな/阿波野青畝
陀羅尼助買ふ春蝉をききしあと/細見綾子
冬に入る坊で売るなり陀羅尼助/稲垣きくの
朝私にりんりん一音また陀羅尼助/阿部完市
もみぢ葉は真言陀羅尼/義趣を秘む/高澤良一
をさなきが陀羅尼となふるはたた神/筑紫磐井
陀羅尼助軒端の燕孵りけり/水原秋櫻子「玄」
黒南風や買つてすぐ嘸む陀羅尼助/鈴木真砂女