名水を使用した俳句

名水に関連した俳句の例をまとめました。

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名水を含む俳句例

名水の御香の宮に初詣/上野緑峰

囀りや噴く名水を竹囲ひ/針呆介

名水に屯して秋遍路かな/宮内春燈

形代の夫の名わが名水に消ゆ/春子

万緑の中に名水訪ねけり/福島五十鈴

仮の歯に沁む名水や百千鳥/小林順子

名水に一期一会の新茶くむ/田村萱山

名水の湧き出る谷の水芭蕉/斉藤静枝

名水の玉なす雫初日さし/岡本まち子

小春なり名水に来る雀らも/鈴木鷹夫

日本の名水となり溝さらへ/伊藤立青

うべなひて名水ふふむ薬の日/松倉久悟

一揆の地いま名水の地寒の鵙/上野英一

名水をもていれし茶に秋彼岸/村越化石

お陣屋の名水いまも笹子くる/中戸川朝人

名水のむで腹いたむや鎌倉の秋/幸田露伴

名水の湧きてあふるる初茶の湯/山口青邨

水はじく桃名水に浮かばせり/仲田しげを

名水の汲みどきは朝かきつばた/中戸川朝人