画室に関連した俳句の例をまとめました。
画室を含む俳句例
火の気なき画室高とぶ冬の蠅/原裕
玉堂の画室色なき風とほる/清水衣子
花芙蓉画室の窓の低くして/西村和子
露けさの画室灯して人を招ず/瀧春一
夜食とる画室より来し蓬髪も/皆吉爽雨
月の出や画室の壺に白桔梗/柴田白葉女
画室では父もピカソも裸身なり/皆吉司
画室成る蕪を贈って祝ひけり/正岡子規
画室秋意出品の筆よべ措きし/皆吉爽雨
豆飯に呼べど画室に筆おかず/皆吉爽雨
躑躅咲いて画室人なき日多し/久野朝子
鬼やらふ画室書斎と闇のまま/皆吉爽雨
山笑ふ画室に白湯をいただきて/黒田杏子
画室春宵パレツトのごと床汚れ/皆吉爽雨
雪の日の画室に置いて低き椅子/長谷川櫂
絵の売れし画室のさびれ笹子鳴く/皆吉爽雨
カンバスに跳ぬる画室の蚤となりぬ/皆吉爽雨
画室にて草干すことを見飽きたり/加倉井秋を