喉元に関連した俳句の例をまとめました。
喉元を含む俳句例
寒の水喉元を過ぎ大曲り/原裕
喉元のつめたき鴬餅の餡/川崎展宏
喉元まで釦きつちり鰯雲/奥坂まや
喉元をくすぐる小人冬苺/佐藤登貴恵
喉元を過ぎて四谷の椿かな/攝津幸彦
白梅や喉元過ぎて一海あり/桑原三郎
はやばやと冬の切つ先喉元へ/近藤巨松
喉元に止どめし一語葛湯吹く/石井紅楓
喉元に犀が居座るれんげ咲く/坪内稔典
喉元を水のとほれる茂りかな/金田咲子
唐辛子喉もと灯し過ぎゆけり/武田和郎
菊膾喉もと過ぎてかをりけり/山口草堂
喉元をするり氷菓とセレナーデ/有馬英子
忽然と喉もと深く風邪もらふ/赤松けい子
いつせいに喉もと反らし燕の子/鷹羽/狩行
桔梗の喉もと突けば揺るるなり/郡山やゑ子
喉元を過ぎるは悲なり夜汽車なり/岸本マチ子
喉もとをすぎて風呂吹き声となり/田畑祐一郎