磐座(いわくら)に関連した俳句の例をまとめました。
磐座(いわくら)を含む俳句例
受水や稲穂一本磐座に/呉屋菜々
山頂の磐座に来し初詣/茨木和生
蓬や女峰磐座雲に立ち/小林碧郎
磐座の神に恋すか猫の妻/巌谷小波
磐座をたどる日の道山桜/茨木和生
のけぞりて仰ぐ磐座春の雲/山田弘子
昔より九月も灼けて磐座は/茨木和生
磐座に幣ひるがへり年新た/小倉英男
磐座のあたり雲群れ初燕/小川斉東語
磐座の人をこばみし龍の玉/土谷和生
磐座は海から見えて花の雨/茨木和生
磐座をはたとすべりて穴惑/岡本庚子
お降りや磐座の石しめるほど/河合和子
磐座の挿頭しの桜咲きにけり/矢島渚男
磐座の杉降りきたる冷気かな/岩月通子
磐座は常濡るる石青木の実/山田みづえ
磐座の面テをあぐる朝ざくら/中戸川朝人
つのさはふ磐座にあかき月差して神遊びせむ遊びてゆかな/渡英子