徒歩に関連した俳句の例をまとめました。
徒歩を含む俳句例
夏木立僧最澄の徒歩の音/楠節子
駕二つ徒歩五六人花薄/正岡子規
人姦すごと春泥を徒歩渡る/小林康治
徒歩で行く大師詣や梨の花/正岡子規
徒歩跣てふ韻のして星月夜/柚木紀子
篝火の霧に暈もつ徒歩鵜飼/藤谷紫映
赤星の笛吹川に徒歩鵜かな/綾部仁喜
人は徒歩駕にくゝりし草の花/正岡子規
富士桜これより車すてゝ徒歩/村松一枝
徒歩ならば杖突坂を落馬かな/松尾芭蕉
徒歩の人舟で来る人宿もみぢ/藤崎久を
徒歩傷者列なさず影法師凹凸/片山桃史
撫子や大和の国は徒歩ゆかむ/深谷雄大
バス降りて徒歩で十分曼珠沙華/河村玲波
徒歩ゆくや花野の絵巻巻くごとし/伊藤敬子
父と子のかかげて暗き徒歩鵜の火/綾部仁喜
着ぶくれて千代女の国を徒歩く/須永かず子
風さざなみ徒歩旅行者に草冷えて/小長井和子