寝不足に関連した俳句の例をまとめました。
寝不足を含む俳句例
早起きが徒の寝不足籠枕/高澤良一
寝不足の瞼の腫れし定家の忌/檜紀代
恍惚と旅の寝不足仏桑華/渡邊千枝子
まいにちを少し寝不足桃の花/細川加賀
寝不足は多少の不幸種を採る/鈴木鷹夫
寝不足は気で補えと朴咲きぬ/金子兜太
寝不足も加はり坊の寒さまた/白石峰子
寝不足や大根ぬきし穴残り/鈴木六林男
春泥も寝不足の目も乾きだす/市原光子
向日葵の八方向いて寝不足に/藤井英怡子
寝不足のきのふや今日や鴨の声/鈴木鷹夫
明易し寝不足言はずじまいひなる/勝田享子
祖父として寝不足の盆過ごしけり/山下年和
寝不足の眼に枇杷の黄の重しとも/小松崎爽青
寝不足の顔がぞろぞろキャンプより/猪子青芽
青桐に寝不足よりの立ちぐらみ/阿部みどり女
寝不足はさすらいに似て水中花/北原志満子「つくし野抄」