座敷わらしに関連した俳句の例をまとめました。
座敷わらしを含む俳句例
跫音は座敷童子か狸汁/武市明子
雪の夜の座敷童子と自在鉤/春樹
吹雪く夜は座敷童子と酒酌す/佐川広治
座敷童子の耳が林檎の花なり月夜/林桂
雛の間の隣りは座敷童子の間/小原啄葉
さういへば座敷童子に西瓜なし/柴田奈美
座敷童子母の生まれし家古び/堀之内長一
泣き初めや座敷童子の見えかくれ/秦夕美
野に遊ぶ座敷童子もありぬべし/矢島渚男
雛の間座敷童子も見に来るか/山口超心鬼
座敷わらし居るかや秋蚕貌上ぐる/浅場芳子
座敷わらし消えて屏風の残りけり/中嶋秀子
座敷わらし炬燵蒲団の端を踏む/田中あき穂
座敷童子振り向くおぼろ燠明り/櫛原希伊子
暖炉もえ座敷わらし子居なおれり/新山郁子
座敷わらし来しか餅花ひとつ失せ/八牧美喜子
座敷わらし留守を守れる苗代どき/八牧美喜子