賽の河原に関連した俳句の例をまとめました。
賽の河原を含む俳句例
山焼や賽の河原へ火のびたり/誓子
月山の賽の河原を月照らす/楠節子
母踊る賽の河原の吾子の為/楠節子
青空の賽の河原へ枯蟷螂/松山足羽
風車賽の河原の石に挿す/小林邦子
飛や賽の河原の外へ出て/進藤一考
月山の賽の河原に涼みゐる/楠/節子
船虫や岬は賽の河原とも/鈴木恵美子
飛島の賽の河原の晩夏かな/加藤宵村
鬼舞の賽の河原へとんぼ飛ぶ/佐藤忍
わが胸の賽の河原や芦の花/中西美華穂
手毬唄賽の河原の児も冷えて/中丸義一
水無月の賽の河原の迷子札/大木あまり
眼鏡外れ賽の河原の道おしえ/和知喜八
石灼けて賽の河原に一穢なし/稲荷島人
なめくじり賽の河原へ二三段/山口都茂女
ひとり旋る賽の河原の風ぐるま/千代田葛彦
仮の世や賽の河原に着ぶくれて/長谷川せつ子