火男に関連した俳句の例をまとめました。
火男を含む俳句例
火男の顔して新酒ふくみ見る/広川鴻
もし泣くとすれば火男頬かむり/佐藤鬼房
火男の踊れるごとくとんどの火/高澤良一
夏祭ひよつとこ面の手の荒ぶ/諏訪てつを
火男は寝たかよろよろ青葉木兎/宇多喜代子
ひよつとこの反らす太指初燕/鍵和田ゆう子
初神楽誘ひ音に出づひよつとこ面/栗岡こと
可盃のおかめひよつとこ秋のこゑ/田口風子
ひよつとこの面のつぎはぎ伊勢神楽/梅田/葵
ひよつとこの面の真下に蕎麦すする/吉田紫乃
振りむけばみんなひよつとこ十三夜/山口澄子
木の瘤のおかめひよつとこ冬日ざし/田中英子
祭鉦誘ふひよつとこのしやくり舞/平井さち子
焼芋食ぶひよつとこ顔を撮られけり/渥美ふき子
ひよつとこのふとよろけたり散る桜/鍵和田ゆう子
シャボン玉をひよつとこ顔して売つては生きる/細谷源二