西陣織に関連した俳句の例をまとめました。
西陣織を含む俳句例
西陣に機音減りぬ鳥総松/石川子
西陣に白糸の荷や機初/桂樟蹊子
西陣の低き瓦や冬に入る/那須淳男
西陣の機場始めや餅白し/中村烏堂
西陣の老舗や寒の竹暖簾/中松疎水
西陣は路次に路次あり金売/柊愁生
西陣の屋根重なりて織始め/仁科翁童
西陣の帯の売れゆき梅花祭/星島野風
西陣や織子老いたる初地蔵/草間時彦
凧上る西陣景気よしとかや/波多野爽波
宵闇のどこまでを西陣といふ/田中裕明
西陣から下鴨へ来し火消壺/梶山千鶴子
西陣に小さき教会春しぐれ/長谷川明子
西陣や裂に歌書く星まつり/薄木千代子
西陣のをんな所帯の置きごたつ/前山松花
巣づくりの蜘蛛は西陣育ちかも/梶山千鶴子
西陣の路地の駄菓子屋しぐれけり/奥田/積
雷雨です。以上、西陣からでした/中原幸子