白火に関連した俳句の例をまとめました。
白火を含む俳句例
白火に今宵の月を淡しとも/播水
白火や国引せしといふ海に/青畝
白火や硝子に写る肋骨/各務耐子
白火や雪催ひなる佃島/升本行洋
漂ふと見えて白火相寄らず/渡辺昭
白火の遠きは北斗より淡く/椋砂東
白火や脚立の裾の水走り/高濱年尾
白火や盗作母の遺詠より/赤松ケイ子
カンテラの白火の数水に曳く/大橋敦子
白火のはなやぎ四手網上がる/松尾緑富
白火の暁闇むかしがたりして/黒田杏子
白火の近きは雨のそゝぐ見ゆ/皆吉爽雨
天守より夜々の白火見ゆるらむ/西村和子
宍道湖の白火をみてまたねむる/石原八束
白火の誰も居らざるときも燃ゆ/竹腰八柏
白火はまたたき湖はささやける/西本一都
旅装解かぬまま白火を見てゐたり/関口祥子
白火を見たるその夜の汽車に乗る/大峯あきら