ダケカンバに関連した俳句の例をまとめました。
ダケカンバを含む俳句例
光る風白樺から岳樺/矢島渚男
羚羊の噛傷寒し岳樺/大立しづ
岳樺大黄落の予感あり/松井光子
冬麗の嶺へ立ち尽す岳樺/松村蒼石
大寒や松と根を組む岳樺/清水道子
岳樺幹の阿修羅に秋烈日/高澤良一
爽籟に肌みがかれし岳樺/大川輝子
雪中に赤芽たたえて岳樺/松村蒼石
岳樺枝のたわみの若葉かな/瀧井孝作
神の座の乗鞍一帯ダケカンバ/穴井太
岳樺呑み込む海霧の迅さかな/高澤良一
樹肌細めて冬に入らむと岳樺/松村蒼石
霧来れば阿修羅見す木ぞ岳樺/高澤良一
骨の鮭鴉もダケカンバも骨だ/金子兜太
湖のまつり岳樺の葉はハート形/北野民夫
ななかまどぶなダケカンバ霧心中/攝津幸彦
岳樺の芽のつつましきほととぎす/西本一都
ダケカンバ林さりりさりりと風棲んで/伊丹公子