頬骨に関連した俳句の例をまとめました。
頬骨を含む俳句例
頬骨に溺る力油照り/杉浦圭祐
御僧と頬骨きそふや霜支/齋藤玄
夏痩の頬骨さする鏡かな/会津八一
大寒や頬骨たかき信濃人/藤岡筑邨
忘恩の囚の頬骨/冬の鵙/野村秋介
頬骨に風来る夏の一本杉/桜井博道
鳩吹くやおのが頬骨吹き細め/素丸
農夫の頬骨春の雲流れ連れ/友岡子郷
頬骨にマスクのあとや夜の客/原石鼎
頬骨の稜々として秋立ちぬ/会津八一
撫でおろす頬骨かたし菊の中/柿本多映
欠伸して鳴る頬骨や秋の風/内田百鬼園
頬骨のことに日焼けし売り/木村里風子
かりんの実頬骨高く熟れはじむ/馬場草童
カンカン帽ゆゑに目に立つ頬骨なる/篠原
我鬼の忌に老の頬骨宇野浩二/百合山羽公
はったいをまはす頬骨うごきをり/中戸川朝人
頬骨たくましく灯けては燈籠流しけり/原月舟